組織・リーダー

意見が出ない組織には理由がある

「何でもいいから意見を言って!」
「遠慮しなくていいから!」
「なんか意見ないのか?」

会議やミーティングで、こんな言葉をかけたことはありませんか?

しかし実際には、シーン…。

誰も話さない。
何か聞いても反応が薄い。

「もっとちゃんと考えておけよ…」

そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

価値観が多様化する中で相手が何を考えているか分からない。
この相談は経営者やリーダーの方からよくいただきます。

「やる気があるのか分からない」
「もっと主体的に発言してほしい」
「なかなかアイデアが出てこない」

そんな悩みです。
もちろん、こちらとしてはどんどん意見が出て活性化する組織にしたいですよね。

しかし、このような現象は、

意見がない人がいるのではなく、
意見が出にくい環境になっているパターンもとても多く見られます。

例えば、

「何か良いアイデアありますか?」
「何でもいいので意見を下さい」

こう聞かれたらどうでしょう。一見すると自由で答えやすそうですが、実はかなり難しい質問です。

なぜなら自由度が高すぎるからです。

・どこから考えればいいのか分からない。
・何を答えればいいのか分からない。

結果として沈黙が生まれてしまう。
そんなことが起こります。

そんな時は質問の幅を少し限定してみることをおすすめしています。

例えば、

「この商品の使いにくい点はありますか?」
「お客様の立場ならどう感じますか?」
「このターゲット設定に違和感はありますか?」
「1つ改善できるとしたらどこですか?」

このように考える方向を少し示してあげるのです。
すると参加者は考えるきっかけを持つことができます。

ここで大切なのはリーダーの役割です。
私たちは、リーダーとは答えを持っている人ではなく、

「考えやすい環境をつくる人」

だと考えています。

どんなに優秀なメンバーがいても、問いかけが曖昧であれば意見は出ません。

逆に問いかけが変わるだけで、会議やミーティングの空気は大きく変わります。

組織づくりというと、
制度や仕組み、評価制度に目が向きがちです。

もちろんそれも大切です。

しかし実際の現場では、
日々どんな問いが飛び交っているのか。

こちらの方が組織に与える影響は大きいかもしれません。

「何か意見ある?」

なのか。

「この部分で改善できるとしたらどこ?」

なのか。

たった一言ですが、返ってくる答えは大きく変わります。

もし会議やミーティングの場で意見が出ない時は、

「なぜ発言しないんだろう?」
ではなく、

「意見が出やすい問いになっているだろうか?」
と考えてみてください。

組織は人によって作られます。
そして人は問いによって動きます。

だからこそ、強い組織を作るためには、答えを教える力よりも、考えるきっかけを作る問いかけ力が大切なのかもしれません。

私たちPhase Shiftにも、

「もっと主体的な組織にしたい」
「会議で意見が出るようにしたい」
「リーダーを育てたい」

というご相談をいただきます。

しかし、私たちは最初から会議のやり方や制度の話をすることはほとんどありません。

なぜなら、
やり方を変えても、環境が変わらなければ元に戻ってしまうからです。

どんなに優れた会議手法を導入しても、

・本音が言えない。
・失敗を恐れている。
・社長の顔色を見てしまう。

そんな状態では意見は出ません。

だから私たちが最初に考えるのは、

「どうすれば安心して話せる場になるのか」
「どうすればお互いに考え合える関係性をつくれるのか」

ということです。

そして社長や経営陣の皆さまと対話を重ねながら、その会社に合った環境づくりや関係づくりを一緒に考えていきます。

正解のやり方を持ち込むのではなく、その会社らしいやり方を一緒につくる。だから納得感がでる。

それがPhase Shiftの考える組織づくりです。

やり方の前に環境づくり。
仕組みの前に関係づくり。

私たちは、そこがすべてのスタートだと考えています。

そして、その環境づくりの出発点になるのが、経営者自身が目指したい組織の姿です。

・社長の理想のリーダーとはどんな人なのか?
・社長の理想の組織、チームとはどんな状態なのか?
・そのために今、何が足りていて、何が足りていないのか?

これらが明確に答える事ができますか?
これらが明確になっている会社ほど、組織づくりはスムーズに進みます。

逆に、ここが曖昧なままだと、会議のやり方や制度を変えてもなかなか定着しません。

もし、
「なんとなくモヤモヤしている」
「理想はあるけれど言葉にできない」
「組織づくりを何から始めればいいか分からない」

そんな状況であれば、ぜひ一度ご相談ください。

私たちは答えを押し付けるのではなく、経営者の想いを整理しながら、その会社らしい組織づくりを一緒に考えていきます。

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