組織・リーダー

部下が何に悩んでいるか、3つ答えられますか?

弊社ノウハウ監修の産業医から教えてもらった話です。

売上。
利益。
生産性。
採用。

など、経営者や管理職は、常に「結果」に追われています。
だからこそ、つい「成果」に意識が向きやすい。

もちろん、
それ自体は悪いことではありません。

むしろ、
会社を成長させるためには必要です。

ただ、組織が伸び悩む会社ほど、
ある共通点があります。

それは、

「部下の悩みを、意外と知らない」

ということです。

成果を出す人ほど、Pに偏りやすい

ここで少し、有名な組織論を紹介します。
それが、「PM理論」です。

私もここ1、2年で知った内容ですので、
初めて聞いたと言う方もご安心を笑

これは、リーダーシップを
2つの視点で考える理論。

P=Performance(成果・目標達成)

  • 数字を追う
  • 結果を求める
  • スピード重視
  • 指示を出す
  • 生産性を見る

いわゆる、できる上司に多いタイプです。

特に経営者は、このPが強い人が多い。
だから、会社を前に進ることができます。

ただし、Pだけが強くなると、あることが起きます。

「正しい」が、部下を止めることがある

例えば、

「まずやってみよう」
「もっと考えよう」
「行動量が足りない」

これは、
間違ってはいません。

でも、部下側が、

  • 自信を失っている
  • 失敗を恐れている
  • 何を期待されているか分からない
  • 本音を言えない
  • 頑張っても認められていないと感じている

こんな状態だった場合。

正論だけを渡しても、人は動けません。

例えるなら、
エンジン不調なのに、
アクセルだけ踏ませている状態。

結果、空回りします。

実は、成果を止めている原因の多くは、
スキル不足ではなく、「感情の停滞」だったりするのではないでしょうか?

私も実際に現場に入り社長からは、
「みんな聞きたがってるから、色々教えて下さい」とやる気満々。

けど、いざ研修をスタートすると、
どこか上の空というか、やらされてる感万歳…

こんな状況に遭遇したことはよくあります。
これこそまさに、Pだけが強くなっている状況です。

もう一つ大切なのが、M

PM理論には、
もう一つあります。

M=Maintenance(関係維持)

こちらは、

  • 話を聞く
  • 空気を整える
  • 安心感をつくる
  • チームを支える
  • 本音を引き出す

という力。

最近よく聞く、「心理的安全性」にも近い考え方です。

ただ、ここで勘違いされやすいのが、

M=優しい

ではないということ。

本当のMは、「ぬるさ」ではありません。

本音が出せる状態です。

  • 分からないと言える
  • 違和感を言える
  • 相談できる
  • 挑戦したいを言える
  • 失敗を共有できる

この状態があるから、改善スピードが上がる。

つまり、Mは「甘やかし」ではなく、
「成果を出すための土台」だと考えます。

この土台作りがないまま、正しいことを言っても、
おそらく求めている行動や成果は出ないのでないでしょうか?

強い組織ほど、「答え」より「問い」を持っている

成果を出している組織ほど、
意外と上司がやっているのは、

「教える」より、「聞く」が多いように思います。

例えば、

「最近どこに引っかかってる?」
「今、一番モヤモヤしてることは?」
「何があると動きやすい?」
「逆に、何がブレーキになってる?」

こういう問いを投げています。

すると、部下自身も、

「自分は何に悩んでいたのか」

を整理できるようになる。

つまり、対話は「相談」ではなく、
「思考整理」でもあると考えています。

最後に

P(成果)を追うことは、
経営ではとても大切です。

ただ、人は機械ではありません。

感情が止まると、行動も止まります。

だからこそ、これからの時代は、

「何をやらせるか」

だけではなく、

「何に悩んでいるかを理解しているか」

が、組織力の差になっていきます。

だからぜひ一度、
考えてみてください。

部下が今、何に悩んでいるか。
3つ、すぐ答えられますか?

ここが見え始めると、マネジメントは
「管理」から「支援」に変わります。

そして、組織は少しずつ、自走し始めます。

弊社ではそんな土台づくりを支援しながら、
企業が目指す理想の状態を目指すお手伝いをしていきます。

社長の『やらない』が決まる!社長の戦略室

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