営業・セールス

選ばれる会社は、「小さなNo.1」を持っている

「No.2」を言えますか?

日本で一番高い山は?多くの人が迷わず答えます。

富士山。

では、日本で二番目に高い山は?
答えは北岳です。

では質問を変えます。
日本で一番ホームランを打った選手は?

王貞治さん。

では二番目は?
答えは野村克也さんです。

決して二番がすごくないわけではありません。むしろ北岳も、野村監督も、とてつもない存在です。
それでも、多くの人は知りません。

なぜでしょうか。人は「一番」を記憶する生き物だからです。

経営者の方に「No.1を目指しましょう。」と言うと、多くの人がこう答えます。

「日本一なんて無理ですよ。」
「業界一なんて大企業しかなれません。」

その通りです。でも、私が言うNo.1はそんな大きな話ではありません。

大切なのは『小さなNo,1』

例えば、
〇〇市で一番。
〇〇町で一番。
社員30名以下専門。
創業5年以内専門。
紹介だけで成り立つ会社No.1
年間セミナー開催回数No.1
相談のしやすさNo.1

こんなNo.1でもいいのです。むしろ、小さいからこそ勝てます。小さくてもNo,1になることは、「〇〇といえば〇〇」そう認知される存在になることができます。

売上を伸ばしたい。もっとお客様を増やしたい。そう思うと、多くの会社はサービスを増やし、ターゲットを広げようとします。でも、それでは「何でもできる会社」にはなれても、「選ばれる会社」にはなれません。

大切なのは、

誰に価値があるのか。どこで戦うのか。何をやらないのか。つまり、引き算です。
引き算をすることで、本当に価値を発揮できる市場が見えてきます。

以前、ご相談いただいた士業事務所の所長様のお話です。
その事務所には、一つだけ徹底していることがありました。

それは、レスポンスの速さです。
お客様からの問い合わせには、できる限り早く対応する。担当者が不在でも困らないように、社員同士で情報共有を徹底する。

所長は日頃から、「とにかく早く返そう。」と社員の皆さんに伝えていました。

しかし社員にとっては、それは「当たり前の仕事」。特別な価値だとは思っていませんでした。ところが、お客様へヒアリングをすると、こんな声が次々と出てきたのです。

「すぐ対応してもらえたので、大きなトラブルにならずに済みました。」
「困った時に、まず相談したいと思える安心感があります。」
「以前の事務所は返事が遅かったので、本当に助かっています。」

そこで気づいたのです。社内では当たり前だったことが、お客様にとっては「選ぶ理由」になっていた。

そこで、その事務所では打ち出し方を変えました。

「地域No.1のレスポンス対応」
「緊急案件でも、まずはすぐに対応します。」

すると、「今の事務所は返事が遅くて困っている。」という企業から、相談や切り替えの依頼が増えていきました。でも、一番変わったのは売上ではありません。

社員の意識でした。

これまでは、「所長に言われているから急いで返そう。」という気持ちだったものが、

「私たちは地域No.1のレスポンスを提供している。」

という誇りへ変わったのです。

やらされる仕事から、自信を持って提供する仕事へ。
たった一つのNo.1が、会社の空気まで変えた瞬間でした。

これは社員一人ひとりにも当てはまります。

例えば、

  • 社内で一番、挨拶が気持ちいい人
  • 社内で一番、資料が見やすい人
  • 社内で一番、レスポンスが早い人
  • 社内で一番、気配りができる人

そんな小さなNo.1があるだけで、人は自信を持てます。そして周りから、「○○といえば、あの人。」と言われる存在になっていきます。

No.1は、日本一である必要はありません。
業界一である必要もありません。

あなたのお客様にとって、一番であればいい。そして、その一番は、広げることで生まれるのではなく、絞ることで生まれます。だから私たちが最初に考えるべきことは、

「何をやるか」ではなく、
「何でNo.1になるか」

だと考えています。

あなたの会社には、「〇〇といえば御社」と言われる、小さなNo.1がありますか?もし、すぐに答えが浮かばないなら、それはまだ見つかっていないだけかもしれません。

私たちPhase Shiftでは、強みを増やすのではなく、あなたの会社だけの「小さなNo.1」を見つけ、選ばれる理由として言語化するお手伝いをしています。

小さなNo,1構築に興味がある方は、ぜひこちらもご覧ください。

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